固定式ガス消火装置(NOVECTM 1230 )
概要
オゾン層破壊物質として現在は薬剤の新規製造が禁止されているハロンガス消火装置に代わる、同等の安全性と有効性を有するガス消火装置としてNOVECTM1230を消火薬剤に用いた、固定式ガス消火装置を開発しました。
3MTM NOVECTM1230 消火薬剤(FK-5-1-12)は米国3M社が全域放射向けに開発した消火薬剤です。
ハロン1301等に代わり次世代の消火薬剤として期待されています。
特徴/利点
NOVECTM1230はノズルから放出されると直ちにガス化して、冷却作用により消火を達成します。
窒息消火ではなく、消火薬剤自体も低毒性であることから、安全性の高い消火装置であると言えます。
消火システムに必要なボンベの数は炭酸ガスに比較し約2/3、また、窒素ガスに比較すると約半分ですみ、スペースを有効利用出来ます。
高い安全性を持ち環境特性にも優れています(オゾン破壊係数=ゼロ、温暖化係数=1)。
又、実使用濃度とNOAEL(無有害性影響量)の差が大きく安全性が高く(酸欠濃度にも至らない)、短時間消火により熱被害は軽減されます。
実績
現在、2隻の船舶への納入実績があります。