高膨張泡消火装置
(機関区域/貨物ポンプ室用)

概要

1992年に当社は世界に先駆け、火災危険区域の中で発生した火災を消火する為の高膨張泡消火装置を開発し、船舶の機関室やポンプ室用に安全で高性能なインサイドエアー式高膨張泡消火装置の提供を開始しました。

泡放出試験
泡放出試験

原理/利点

インサイドエアー式の高膨張泡消火装置は、合成界面活性剤を主成分とする泡原液(消火液)と海水(または清水)の混合液が空気を取り込みながら金属製の発泡ネットに吹き付けられて生じる泡によって冷却と窒息効果で消火を行う装置です。
この泡は、消火液の中に含まれる各種の安定剤等の働きで強い耐火性があり、ガソリンやナフサ、重油、軽質油などの油火災や木材や布の火災など、幅広い火災に対して効果的に消火を行う事ができます。また、発生した泡は人体に対して安全です。
古くから用いられてきたCO2消火装置の問題点である乗組員への二次被害やハロンガスによる地球温暖化問題を解決できることから、安全性、環境負荷の低減に重点を置かれているお客様から高い評価を頂いています。

泡放出試験
泡放出試験

構成

主に消火液タンク、消火液ポンプ、混合装置、手動/自動弁、発泡器、制御盤 等で構成されます。

実績

現在、約4,600隻の船舶への納入実績があります。

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